Michel Teló(ミシェウ・テロ)はブラジルの国民的人気歌手です。
Cロナウドやネイマールをはじめ、サッカー選手たちがゴールを決めた後になぜか必ず踊る「あの」ダンスの元歌”Ai Se Eu Te Pego”を歌っている人です。もちろん作詞、作曲も自分でやっています。
ジャンルは”Sertaneja”、ブラジル固有のカントリーミュージックです。
Rod Stewartが年を取ってからアメリカのカントリーソングを歌うことをライフワークにする!と宣言していましたが、アメリカでカントリーミュージックと言えば、日本で言えば民謡に近い?わりと年配の人が好む音楽のようです。
おそらくブラジルでもそれに近い感じだと思います。
Michel Telóの音楽は、明るく朗らかな歌詞とメロディーながら、アコーディオンの音色のせいかどことなく哀愁の漂う、古くて新しい感じの音楽です。
世界的ヒット曲”Ai se eu te pego”は、「パーティーで素敵な女性に会っちゃった。僕もう悩殺されちゃうよ。彼女と付き合うことができたらなあ…」と言う何ともお気楽な歌詞で明るい曲調なのですが、そのメロディはただ明るいだけではなく、”Saudade“と言う言葉に表れるように、人生の苦楽を受け入れ、なおかつ前向きに生きるブラジル人の心を歌っているかのようです。
カントリーと言う割には、ライブに来ているお客さんはほとんどが綺麗な若い女性で、黄色い歓声と大合唱が会場に響きます。
Michel Telóは”Ai se eu te pego”をSantosのNeymarが踊っている動画がYouTubeに投稿されたことで、一躍世界的人気歌手となりました。
因みにこのダンス、NeymarがMichelのファンで、テレビ番組で共演した時にMichelがNeymarに教えたんだそうです。